咬み合わせの重要性

すべての歯科診療の際に考慮しなければならないのは咬み合わせです

すべての歯科診療の際に考慮しなければならないのは咬み合わせです

永久歯は、親知らずを除いて全部で28本あります。歯はそれぞれ少しずつ異なる形をしていて、食べものを咬み切ったり、砕いたり、すりつぶしたりします。この複雑な動きを全体でバランスを取って行うので、もし咬み合わせが悪いとバランスがくずれ、一部の歯や顎関節に過度の力がかかり、悪影響を与え歯の寿命を縮めてしまうのです。

JR奈良線「平城山駅」より徒歩10分、高の原駅発の左京循環バス「左京6丁目」バス停前の歯医者「かじはら歯科医院」は、歯科診療を行う際、お口の健康を守るために咬み合わせを考慮する必要があると考えています。

咬み合わせとは

咀嚼するときに上下の歯がバランスをとって咬み合い、食べものを咬み砕きます。このバランスが大切なのです。顎は複雑な動きをしますので、よいバランスが保たれることは実はかんたんなことではありません。

咬み合わせの重要性

咬み合わせの重要性

咀嚼の際、お口の中は、それぞれの歯がバランスを取って接触し、一部の歯だけに大きな負担はかかりません。しかし、バランスがくずれると歯を支える組織や顎の骨に過度の負担がかかり、歯周病を引き起こすリスクが増えてしまいます。すると、歯や歯ぐきを傷めてしまうのです。

咬み合わせの重要性

咬み合わせが悪いことは、お口まわりに悪影響なだけではありません。顎には左右に関節があり、その関節に大きな負担をかけます。すると顎が痛くなったり、そのまわりの筋肉を緊張させたりします。さらにまわりの部位、首や肩などにつながる筋肉にも影響を与え、やがて「首こり」や「肩こり」さらには「腰痛」などにまで発展してしまうのです。また咬み合わせが悪くあまり咀嚼しないと、脳への刺激が伝わりにくく血流量も低下するので「意欲の低下」や「目のかすみ」、「頭痛」にもつながることがあります。

咬み合わせが整っていれば、歯に大きな力をかけてもお口まわりの筋肉が過度に緊張することはありませんが、咬み合わせの位置が悪いと、筋肉に大きな緊張が起こってしまうのです。

咬み合わせの重要性

咬み合わせが悪くても、すぐに何らかの症状があらわれるとはかぎりません。年齢を重ねるにしたがって、原因不明の体の不調(不定愁訴:ふていしゅうそ)があらわれはじめます。40~50才代で歯が揺れる、歯が割れるなどの症状があらわれるのです。この時期までに咬み合わせを考える歯科医院で診療して、お口のバランスを整えることが大切です。そうしないと、歯の健康はドミノ倒しのようにどんどん損なわれてしまいます。

咬み合わせ調整に関わる要素
歯並びの位置関係

歯並びの位置関係

咀嚼の際に顎を動かしたときに、上下のそれぞれの歯がスムーズに動くことが大切です。上下的に高すぎたり低すぎたりする歯や、水平的に当たる歯があると咬み合わせに問題があります。

歯や根の形態

本来、大きな力がかかる歯には歯根が3本ありますが、小さな力しかかからない歯には1本しかありません。また歯の根が長いほうが力をかけられます。歯根の形態や長さから、どのくらいの力がかかっても問題がないのかを考慮します。

顎の骨の密度

顎の骨の密度

上の顎には下の顎より大きな力がかかります。それは下の顎が動いて、上の顎はその力を受けとめるからです。咬み合わせ調整の際には、その点も考慮に入れます。

顎の動きや位置

たんに上下の歯を咬んだときだけでなく、咀嚼のとき奥歯で食べものをすりつぶす動きをしたときにスムーズに動くように調整することが大切です。

歯周病の有無

歯周病にかかっていると、まわりの歯ぐきや歯を支える顎の骨が弱っているので、大きな力をかけられません。

詰め物や被せ物

詰め物や被せ物

むし歯の治療で装着した詰め物や被せ物の形状だけでなく、素材のやわらかさも考慮に入れなければなりません。やわらかい素材の人工歯に大きな力がかかるとすり減ったり、壊れたりします。

理想的な咬み合わせとは
顎の関節やまわりの筋肉が安定していて奥歯がしっかり咬み合う

理想的な咬み合わせは奥歯がしっかり咬むことです。そのために、お口まわりの筋肉のバランスが整っていて顎の関節の位置が安定しなければなりません。そして奥歯には上下の垂直的な力がしっかりかかることが理想です。

顎を左右に動かしたときに上下の犬歯がガイドになる

歯は咬み合う面からの垂直にかかる力には強いですが、横からかかる力には弱いのが特徴です。大切な奥歯に横からの力がかからないように、顎を左右に動かしたとき、前歯から3番目にある歯根の長い犬歯がガイドとなり、その際には奥歯が当たらない状態が理想の咬み合わせです。

咬み合わせ治療
スプリント療法

取り外し可能なマウスピースを装着していただき、お口まわりの筋肉の緊張をゆるめ、正しい位置に咬み合うように誘導する方法です。

矯正治療

矯正治療

歯並びの滑らかなアーチや奥歯の上下の高さを整え、上の歯列と下の歯列の位置が整うように歯を動かし、歯並びと咬み合わせを整えます。

補綴(ほてつ)治療

失ってしまった歯の機能回復のために、ブリッジ治療や入れ歯治療、またはインプラント治療を行います。そして全体の咬み合わせのバランスを整えるのです。

運動療法

運動療法

お口まわりの筋肉のストレッチ運動を行い、バランスを整えしっかり咬めるように導きます。お口まわりの動かし方は、咬み合わせの状態によって異なります。